17年ぶりの新刊だー!
すっかり登場人物の年齢を超えてしまいました。
でもページを開くと17年前の彼らがそのまま存在していて、懐かしさにちょっと泣けた。
関口くんが今回お友達もできて、中禅寺も榎木津も傍に居たので、始終穏やかでよかったね。
次巻予告も出てくれたので、生きる理由ができました。先生もいつまでも健康でいてください。
部屋割りの話
本編にまったく関係ないけど、ホテルの部屋割りがとても気になって考えてみました。
一階は二等室で満室。二階は二等室で、他に翁の専用室(久住さんの部屋)がある。
「一番客足の少ない時期」、「二階の泊まり客は四人しか居ない」と言っていたので、
二階に何部屋あるのかは不明だが、一人一部屋あてがわれたとしても他に空部屋があるようだ。
初めは別部屋かとも思っていたのですが
・関口が(中禅寺を紹介するので)自分の部屋に寄ってくれないかと誘ったが、その男は既に外出した後だったようだ。
・「君は昨夜、セツさんが片付けるのを忘れていた珈琲を僕に勧めたじゃないか」
と言っていたので、おそらく同室だ。
関口はオマケで付いてきただけだし、中禅寺はどうせ仕事でほとんど部屋にいないことを見越して同室になってそう笑
榎木津はどうだろう。別室なんじゃないかな。
関口くんがずいぶん逃げ回っていたからなぁ。同室であれば朝から絶対捕まっているだろう。
古書肆も「榎木津は寝ていた筈だ」と言っていたので、同室なら「筈」という表現は使わない気がする。
他に空き部屋があるのに、三人同室だったら、仲良し学生気分の延長すぎてそれはそれで可愛いなとも思うけど笑
箱根の時も細君いるのに部屋割りが古書肆と先生で同室だったのも笑ったけど、もういいね?
この二人は一緒にしとくのが一番だって本人たちだけでなく周りも思ってるね?
宿泊費用の話
関口くんの分は誰が負担したんだろう。これはもうまったくわからなかったので妄想でしかない。
中禅寺にお寺から依頼が来て榎木津ホテルに滞在するのが決まってから、
「それなら僕も行くぞ、猿もお供しろ」の流れが自然かな…。
そうなると榎さんが負担したのかなと思うし、それだったら騎乗の時の金銭に関するいじめ発言もまぁわからんでもない。
あとこれもまったく関係ないけど、榎木津が中禅寺のことを「二十年間走ったことがない男」と称したのには笑わせてもらった。
走っている中禅寺を想像してしまったので笑